筋肉が緊張する、こる、痛みを発生させる主な原因は? ⑩ [カイロプラクティック]
自律神経系の続きです。
それで、交感神経が興奮してしまうと、じゃどうすればいいかなのですが、ここで副交感神経系が重要になってくるわけです。興奮を抑制させる為には交感神経そのものの興奮を抑制するのと、副交感神経を興奮させることにより
交感神経とのバランスをとってることが通常なら、身体の中で普通に行われているのですが、これが交感神経の興奮が強すぎると交感神経と副交感神経のバランスがとれなくなった状態を、医療の現場では自律神経失調症といわれてるわけです。
くどいようですが、ストレスを感じて調子が悪い、痛み、痺れを感じてるときというのは交感神経の興奮のことが多いと前にも書きました。
交感神経が興奮すると(何度も書いてますが)以下のことが起こります。
・交感神経が興奮すると、精神的緊張により、心拍数が増加し、心臓はバクバクする。運動してるわけでもないのにです。
・気管支が拡張ぎみになるので、呼吸が速くなる。
・胃腸の働きは更に抑制されるので胃腸の血液循環も悪くなって、消化も悪くなります。
・瞳孔は拡大するので、外に出ると太陽がまぶしい。
・毛根が収縮し、手や額から発汗します。
・全身の筋肉、末梢血管は収縮し、血圧を上昇させます。なので身体の末端は冷えます。
・唾液の分泌が抑制され、唾液は粘液性となるため口の中はカラカラになります
・血圧も上がります。
・膀胱も収縮しますので、トイレに行きたくなります。
・おなかの括約筋や膀胱や、子宮などは収縮してくるので結果、胃腸の血液循環も悪くなって、消化も悪くなります。
・毛が逆立ってきます。 (当院コラムより)
で!!!
副交感神経が興奮すると上記の反応とは正反対の反応が起こります。
すなわち⇒以降が副交感神経の興奮です。
・交感神経が興奮すると、精神的緊張により、心拍数が増加し、心臓はバクバクする。運動してるわけでもないのにです。
⇒心拍数低下
・気管支が拡張ぎみになるので、呼吸が速くなる。
⇒呼吸は遅くなります。
・胃腸の働きは更に抑制されるので胃腸の血液循環も悪くなって、消化も悪くなります。
⇒消化は良くなります。消化は寝てる間に行われます。なので寝ないと良い消化は行われません。少し前に激しい腹痛を訴える女性の患者さんがいました、病院で色々な検査をしたのに異常なし、交感神経の興奮が強いと原因不明の腹痛を起してることが多いです。
・瞳孔は拡大するので、外に出ると太陽がまぶしい。
⇒瞳孔は正常に縮みます。
・毛根が収縮し、手や額から発汗します。
⇒発汗しません。
・全身の筋肉、末梢血管は収縮し、血圧を上昇させます。なので身体の末端は冷えます。
⇒筋肉はゆるみます。末梢血管は弛緩するので血圧は低下し、末端は冷えません。
・唾液の分泌が抑制され、唾液は粘液性となるため口の中はカラカラになります
⇒唾液の分泌は亢進され、鼻水は出てきます。身体がリラックスすると鼻が詰まってくることが多いです。例えば、マッサージを受けたりしてリラックスすると鼻が詰まってくるのが身体の良い反応です、もし鼻が通ってくるとこれは交感神経の興奮の可能性が大なのでマッサージの方法が良くない?のかもです。(笑) なので鼻が詰まってきましたは良い反応なのです!!眠たくなるは良い反応でお腹がグルグル鳴るなども良い反応です。
・血圧も上がります。
⇒血圧は下がります。
・膀胱も収縮しますので、トイレに行きたくなります。
⇒膀胱は弛緩します。
と副交感神経が興奮すると、交感神経は抑制されるというわけです。
通常は計器の針のように1日の中でも、交感神経が興奮してる時間もあれば副交感神経が興奮してる時間もあり身体は自動的にバランスをとってます。
当院のようなカイロプラクティック施術院やマッサージ店、鍼灸院などに来院される方の大半は交感神経が興奮した状態のことが多いです。なのでカイロプラクティックの施術方法は、副交感神経を興奮させることを目的とした施術方法が多くなるというわけです。
興奮してる状態を抑制するのが目的です!!!!
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