「突発性内耳障害」 [心の問題]
新年が過ぎ、当院はそれほど忙しいわけではありませんが、あわただしく時間が過ぎてるような気がします。アメリカの大統領予備選挙、またまた原油高、株安・・・・原油高の影響は我々の周りにもジワリジワリと影響が出てきてる感じですよね。
歌手の浜崎あゆみさんが患ってしまった「突発性内耳障害」（別名：突発性難聴）は、皆様もご存知かもです。耳の問題はこのブログでも以前とりあげているのですが、意外と多いのです。
以前のこのブログの記事
「詰め込みをやめ、ゆとりをもたせて」
医師の投稿ですがおそらく耳鼻咽喉科の医師だと思われます。
最近、耳鳴りを主な理由にして来院する小・中学生が多くなった。検査しても異常は見つからない。ただ神経が高ぶっているようで寝つきが悪い。話を聞くと彼らは異常に忙しいことがわかる。学業やクラブ活動の他、習い事やテレビ、ゲーム、パソコンなど一日中、時間に追いまくられている。まるで何かにせかされているようだ。常に何かをしてないと、気が済まなくなっているのだろうか。気力が十分なときは楽しいだろう。しかし人の感情には浮き沈みがある。気分が乗らないときは大きなストレスとなってしまうと考えられる。たくさんのことを詰め込めば、当然、ゆとりがなくなる。子供とだちにとってまだまだ、人生は始まったばかりだ。のんびりする時間も大切だと思う。
以上です。
この記事は小中生のことを書いてあるのですが、
難聴と耳鳴りとめまいはセットでくることが多いので、耳鳴りも注意が必要です。
浜崎さんの場合は内耳障害で感音性難聴ですから、残念ながら補聴器では聴力は戻らないようです。これは、そもそも音を捉える蝸牛から大脳に信号が伝わらない状態なので、補聴器の効果は期待できないのです。補聴器が使えるのは伝音性難聴の場合です。原因は今のところ腫瘍との関係はないので、この点は心配いりませんが、原因ははっきりしていません。循環障害、代謝障害（栄養障害）、炎症（感染症）が考えられますが、現時点では明確にされてないようです。
ただ我々サイドからの臨床から考えれば耳鳴り、めまい、難聴がセットと考えれば、ストレスの関係も無視できないと思ってます。
浜崎さんもわからないのですが、めまい、耳鳴りの症状が同時に発生していたかもで、今もめまいの症状はあるかもです。
おそらくですが、あれだけのスターなら肉体的にも精神的にもかなりのプレッシャーの中で仕事をされてるのは間違いないでしょう・・・・・
いくら仕事が好きで精神的なストレスがなくても、肉体的なストレスはないわけないと思います。肉体的なストレスもストレスです、何かも目標に向かって頑張ってる人に多いケースですが。
内耳障害はおそらく大きな身体のメッセージなのだと思います。今一番彼女必要なのは休息となのかもです、もしくはストレスに対しての認識なのかもです。
うちの職員で突発性難聴を患った人がいますが、確かにストレスだと言われたそうです。
端から見ているとストレスに強そうに見えるタイプでしたが、それがある意味では逆効果なんでしょうね。
本人が無自覚なこともあると思いますが、彼女の場合は、環境が許さなかったという点もあるんだろうと思います。頑張って欲しいけど、頑張ってもらうのも問題でしょうし、ファンの人はジレンマだったりすんでしょうね。
by Miya (2008-01-12 21:25)
Miyaさん コメントありがとうございます。
端から見て強そうにみえる人は、ある意味それがストレスなのかもです・・・・このタイプの人は突発性難聴多いかもです。自分を見てるようで見てないわけですから・・・・・・
彼女の場合は環境も大きいでしょうね～会社の看板ですから、ただ身体が資本ですから休息も必要だとは思いますが、無理ぽい感じですね。
by T-CHIRO (2008-01-14 10:06)