ストレスについて⑨ [心の問題]
先週の台風18号の被害は甚大でしたね、治療院の周りは大丈夫だったのですが、少し離れた道は川になっていたり通行止めになってる道などもありました。幸い昨年の8月のような被害はなかったようですが増水による通行止めと泥の被害や山川の道では土砂崩れなどの被害があったようです。
今回は京都の方が深刻な被害が発生しまったようです。毎年ですが例年それまであまり災害の被害がないところが被害を受けてるような感じですね。油断禁物です!
さて今回も本からの抜粋ですが
「セロトニンは現代文明の産物か」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここで一つ、セロトニンは世間的には分泌を増やした方がいいという記事が多いので、混乱させてしまうかもです。
”うつの治療には精神療法と薬物療法があります。うつ病の原因は、脳内の情報伝達で重要な役割を担うセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の低下が有力視されています。そこで、セロトニン、ノルアドレナリンの利用率を上げることを目的に、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害)などの抗うつ剤が用いられます。”
にあるように、抗鬱剤の薬効はセロトニン、ノルアドレナリンの利用率を上げることを目的ですので、今回紹介してる本の内容からすると反対のことを書いてるように感じるかもですですが、現在薬を飲んでる方はそれで効果があると思いますので、薬と今回の記事は別に考えておいてください。
また詳しくわかれば書きますがストレッサ―にさらされたときに闘うか、逃げるかのの姿勢を持つ非常に身体が緊張してる状態をセロトニンは緩和作用させるがあるのですが、これが分泌されつづけると緊張状態を緩和させすぎる極端な言い方をすればあきらめてしまってる状態になってしまうことなのかもです。ですからこのあたりの薬の量の調節が難しいんだと思います。
※さて本題です
野生生活の世界において生きるということの原点には
闘うか逃げるかしかなかったと思われます。
しかし・・・人間がホモサピエンスとして進化し、自意識なるものを身につけていくことによって、ある価値観をもってそれを判断基準とするようになってきました。
そのような人間には「プライド」「目標」「所有意識物」などが芽生えます。
しかし・・・・それを失ったときには消失感を感じることになり、結果的に鬱状態という経験するようになりました。
すなわち、人間には闘うか、逃げるかの姿勢と、人間的な側面である甘えや依存の姿勢という両面があるわけです。また社会には、しきたりや、言葉や意識で通じ合わせる約束事ができています。そこにはやはり闘うか逃げるかの他に、本音と建前を使い分けるようなことができてくるでしょう。
ついにはあまり文明が進むことにより野生として本能が退化し、人間的側面とのバランスの狂いが起きつつあるのではないかと考えられるとのことです。
また犬や猫にも鬱やアレルギーが増えているということ、また猫がネズミを捕らなくなったことなどは人間の文明化の影響を受けてるというの承知のとおりです。
ガンの人に鬱的要素があることが多いようですが、要するに闘う力をなくして、潜在的に本音がいえないまま建前で生きていくという、そのようにな生き方に大きな影響を受けているのではないかと考えられます。
感情が押し潰されてしまって、理性の中で行き詰まっていくうちに、それが身体の中では副交感神経の異常につながっているのでは?ということです。つまり、しだいに自律神経系が一方的な働きになり、非常に偏った状態になるわけです。
そして、無意識に自己抑制を続けることが鬱状態につながり、またそのようなときになにがしらの環境の変化が起きてさらに鬱を呼びおこしやすくなるという具合に、鬱の状態ができあがっていくといえるのではないでしょうか?
--------------------------------------------
ここで少し自分なりにまとめると
アドレナリンに限らず神経伝達物質は、非常に身体に与える影響が大きいです。セロトニンは身体の興奮状態を下げる神経伝達物質であるのですが、これが分泌されすぎると、今度は身体が興奮状態を下げすぎて結果・・・あきらめてしまってる状態に自律神経の針が振れ過ぎてしまった結果が、ある意味鬱状態でもあるのかもです。
巷ではストレス解消、ストレス解消、ストレッサ―にさらされていかに興奮状態を下げようとしてることが多いのですがこの状態は自律神経の針が極端に興奮状態に振れてる状態です。
反対にセロトニンが関与してる状態は上とは反対で興奮の反対、冷静?ここでは無気力、あきらめてしまってる状態に針が振れすぎてしまった状態、鬱なのかもです。
自律神経の針をいかに振れすぎないようにするか?これが一番大事なポイントですね。
続く~~
振れすぎないようにする、なかなか難しそうです。
確かに人間って、いろんなものを抱え込みすぎましたよね。
もっとシンプルだったらって思うけど
それはもう無理〜!(笑)
野生の本能を無くした人間はこれからどんな進化をするんだ?ってある意味興味が出てきましたよw
いま、またあおが夢でうなされてます^^;
どんなイヤな夢を見てるんだろう、、、
by リュカ (2013-09-21 17:51)
リュカさん
人間である限り自律神経の針が振れるのは仕方ないんですよ。問題になるのは急激に触れる、もしくは一方に振れすぎが問題になります。
ユックリ振れれば一番いいのですが、これがまた(汗)
片頭痛などは、極端なリラックス状態から緊張状態に極端にふれたときに痛みがでます。
本当に抱え込みの量は半端じゃないですよね。確かに人間は適応力があるのでこれからどうなるか?楽しみでもありますね。
あおちゃんは・・・本当に繊細なんでしょね。繊細すぎも鈍感すぎも極端なのですがまあ針がなるべく真ん中にあるのがベストなんですがこれがなかなかですね。
by T-CHIRO (2013-09-22 11:10)