痛み ② [カイロプラクティック]
すでに6月・・・今年も折り返しの月になってしまいました。梅雨入りと、5月末の朝夕の冷え込みと季節外れの台風となんだか目まぐるしいですね。
今回、我々が一番得意とする”痛み”をシリーズで書いていこうと思ったのですが、痛みをわかりやすく説明する難しさを感じ更新が遅れてしまってます。
当院に来院されてるケースでも痛みの表現が様々で、痛い症状はあるのだが、改めてどこが痛いのかを指摘してもらう際に意外と多いのが本人もどこが痛いのかわからないといったことがよくあります。
また痛みの範囲が広範囲であったり、ここもあそこもとか痛い場所がたくさんあったり、また痛みの表現も様々です。
痛い、張ってる、こってる、突っ張る、痺れる、違和感がある、なんかおかしい?などなど・・・本当に表現は様々です。
そうするとギックリ腰などの痛みがはっきりしてるケースの方が痛みの表現も痛めて場所もわかりやすく、痛いときの辛さは半端ではありませんが、実は結果的に治りが一番早いことが多いです。痛みの学術的な話しは難解な表現が多いのですが・・・
一番わかりやすいのは体性感覚でしょうか。
体性感覚には皮膚感覚と深部感覚があり、感じてるいわゆるセンサーの部分は目や耳のような特殊な感覚器官を形成せず、身体に広く分布してる感覚器官であります。
まずは皮膚感覚
この感覚には触覚(圧覚を含む)温覚や冷覚、およぶ痛覚があります。通常これらを感じるセンサーは皮膚上に散在しており、分布密度は身体部位により著しく異なるが、平均すると皮膚1c㎡当たり、
触圧覚 25
温点 0~3
冷点 10~25
痛点 100~200
といわれています。痛みを感じるセンサーが一番多いですね。これはやはり身体を外力から守る為なんだと思いますが。
今回はこの中ではじめに紹介されてる、触圧覚についてです。
下記のイラストは皮膚の機械的受容器の構造と位置のイラストです。
触覚は、皮膚の表面に軽く触れたときに感ずる感覚、圧覚は圧迫または牽引によって感ずる感覚。
これらの感覚は質的に共通したものと考えられてる。
触圧覚の密度は指先や顔面で高く、上腕や下腿などで低い、触圧覚の刺激閾値も、その密度の低いところほど低い値をとる。
触圧覚に関与するセンサーは上のイラストにあるメルケル盤とルフィニ終末の順応が遅く、圧刺激が長時間続いてもインパルスを発射しつづける性質を持っており、強度検出器の機能を果たしてる。
マイスナー小体と毛包受容器刺激の動きに応じて反応し、刺激の動きが止まると圧刺激が続いていても応じなくなる性質を持ち、速度検出器の機能を果たしてる。
パチニ小体は振動刺激に反応する最も順応の早い受容器である。
またこれらのセンサーの情報を伝える神経(求心性の神経)はいずれも太く伝導速度の速い有髄神経です(Aβ線維)
ちなみに我々の仕事の基本である触診にはこの感覚が非常に重要になります。
続く~
今回、我々が一番得意とする”痛み”をシリーズで書いていこうと思ったのですが、痛みをわかりやすく説明する難しさを感じ更新が遅れてしまってます。
当院に来院されてるケースでも痛みの表現が様々で、痛い症状はあるのだが、改めてどこが痛いのかを指摘してもらう際に意外と多いのが本人もどこが痛いのかわからないといったことがよくあります。
また痛みの範囲が広範囲であったり、ここもあそこもとか痛い場所がたくさんあったり、また痛みの表現も様々です。
痛い、張ってる、こってる、突っ張る、痺れる、違和感がある、なんかおかしい?などなど・・・本当に表現は様々です。
そうするとギックリ腰などの痛みがはっきりしてるケースの方が痛みの表現も痛めて場所もわかりやすく、痛いときの辛さは半端ではありませんが、実は結果的に治りが一番早いことが多いです。痛みの学術的な話しは難解な表現が多いのですが・・・
一番わかりやすいのは体性感覚でしょうか。
体性感覚には皮膚感覚と深部感覚があり、感じてるいわゆるセンサーの部分は目や耳のような特殊な感覚器官を形成せず、身体に広く分布してる感覚器官であります。
まずは皮膚感覚
この感覚には触覚(圧覚を含む)温覚や冷覚、およぶ痛覚があります。通常これらを感じるセンサーは皮膚上に散在しており、分布密度は身体部位により著しく異なるが、平均すると皮膚1c㎡当たり、
触圧覚 25
温点 0~3
冷点 10~25
痛点 100~200
といわれています。痛みを感じるセンサーが一番多いですね。これはやはり身体を外力から守る為なんだと思いますが。
今回はこの中ではじめに紹介されてる、触圧覚についてです。
下記のイラストは皮膚の機械的受容器の構造と位置のイラストです。
触覚は、皮膚の表面に軽く触れたときに感ずる感覚、圧覚は圧迫または牽引によって感ずる感覚。
これらの感覚は質的に共通したものと考えられてる。
触圧覚の密度は指先や顔面で高く、上腕や下腿などで低い、触圧覚の刺激閾値も、その密度の低いところほど低い値をとる。
触圧覚に関与するセンサーは上のイラストにあるメルケル盤とルフィニ終末の順応が遅く、圧刺激が長時間続いてもインパルスを発射しつづける性質を持っており、強度検出器の機能を果たしてる。
マイスナー小体と毛包受容器刺激の動きに応じて反応し、刺激の動きが止まると圧刺激が続いていても応じなくなる性質を持ち、速度検出器の機能を果たしてる。
パチニ小体は振動刺激に反応する最も順応の早い受容器である。
またこれらのセンサーの情報を伝える神経(求心性の神経)はいずれも太く伝導速度の速い有髄神経です(Aβ線維)
ちなみに我々の仕事の基本である触診にはこの感覚が非常に重要になります。
続く~
私は以前、くしゃみが元でギックリ腰になったことがあります。
あれ、ものすごく痛いんですよね…おまけに人に言うのが
恥ずかしい。今度なった暁には迷わずカイロさんのお世話に
なりたいと思います。
しかし体性感覚とか難しい言葉がたくさん登場していますが、
奥が深い世界なんですね。
by mimi (2011-06-09 20:22)
mimi さん コメントありがとうございます。
ギックリ腰経験者でしたか(笑)くしゃみききますよ。あと洗面所で顔を洗おうと身体を前にががめた瞬間、洋式お手洗いで立ち上がろうとした瞬間などなどです。
体性感覚・・やはり痛みが深い世界ですね、痛みを数量化する努力はされてますが、血液検査ではわからないのが現状です。
by T-CHIRO (2011-06-10 12:44)
重たい荷物を持ち上げるときにもなるんですよね。
ギックリ腰とこむら返り、どちらが痛いでしょう?(笑)
あと、全然関係ない話ですが、茨城県で整体師さんが
殺害されたというニュースを見ました。同業の方ですね…
by mimi (2011-06-15 13:24)
mimiさん コメントありがとうございます。
重たいものや、腰に負担がかかるとギックリ腰になる可能性がありますね、痛さはある意味同じくらいですが、腰が痛いと動きにかなりの影響が出るのでトータルだとギックリ腰ですね(笑)
茨城の事件報道されてますね、整体師という言葉が世間的に認められつつあるのかもです、ただ良いニュースでこの単語が出てほしいものです。私は一応、カイロプラクティックを主体とした施術をしてます、ただ整体とどう違うの?疑問に思うかもですが、同じといえば同じなのですが、違うといえば違います(笑)
カイロプラクティックはアメリカ発ですが、整体は日本ですね。
by T-CHIRO (2011-06-16 08:32)
こむらVSギックリ=ギックリの勝ちでしたか(笑)
カイロプラクティックと整体ってアメリカ発と日本発という
違いだけなんですか?やっている内容自体は同じ?
by mimi (2011-06-16 12:58)
mimi さん コメントありがとうございます。
ギックリ腰・・腰は身体の要なのでやはり痛さ、不自由さはギックリ腰ですね(笑)
カイロプラクティックはアメリカ発でカイロプラクティックの歴史、哲学があります。でもまだ発見されてから120年くらいですね。しかしながら源流を辿ると・・・日本の柔術にあるようです。
整体という単語は実は存在しない単語なのです。ただ整える、体という意味では良い単語ではあるのですが、
元々、武道から派生した言葉のようです。武道は人を痛める技術です、ということは単純に考えれば痛める技術の反対方向は身体を良くする方向というわけです、カツを入れたり、武道の稽古の中で怪我をしたりした場合の応急的な処置が派生してきたものを総称して”整体”となったようです。
背骨、骨盤のバランスを重視してる部分では同じです、ただ技術がそれぞれ違うということ、ただアメリカのカイロプラクティック、国家資格ですし、より科学性を重視してるということ。
整体は元々武道が派生してきたものなのでハッキリいって科学性を重視してないという部分が決定的に違うかもです。
ただ一般の方にはわかりにくい説明になりますよね(汗)
by T-CHIRO (2011-06-17 09:29)
有難うございます。
これでまた私の雑学の知識が増えました(笑)
パパにも天狗になって教えてやりますよ。
しかし「整体」とは武道から派生した言葉だそうですが、
「武道」って英語で何だろう?(笑)
by mimi (2011-06-17 11:05)
mimiさん コメントありがとうございます!
武道という英語の単語はないですよ、日本固有の単語です。
欧米では東洋医学でいう気という概念もないです、ですがアメリカでもカイロプラクティックや代替療法をされてる一部の施術家は気をエネルギーの流れと位置づけて、施術されてます。
日本では気といい、中国では気(チ)、そうそうインド(笑)ではプラーナと呼んでます。
by T-CHIRO (2011-06-18 11:12)