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臨床で本当に多い姿勢⑧ [姿勢!]

最近・・・当院も開業して10年なのですが、突然来院されるゲストで多いのは当院が整骨院、接骨院と間違えて来院されるケースがなぜかまた目立ちます。開業当初はよくあったのですがここ数年あまりありませんでした。でも最近なぜかまた多いです。
理由はわかりませんが・・・・・・

カイロプラクティック、整体の施術は健康保険が使えません。当院は整骨、接骨院でもありません。


さて今回も姿勢に関してです。「構造医学」の本にわかりやすいことが書いてあってので抜粋してみます。

前回の左重心傾向で多い、心臓、呼吸器系疾患に関連してでの心臓に関連する話です。

心臓は直立へ至る過程で50度傾斜したまま、右回りに90度自転し、心尖部が左に向いているため、心臓は体の左側にあるようにみえるが、実際は心臓の重心はほぼ正中線上にあり、真ん中にあるのである。
文字通り「心の臓」だ。心臓の形をよくみると、これまた文字通りハート型をしていますが、実はこの形に重要な意味があるのです。

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上の2-4の写真は心臓と同じように底のとがった形をしているビールグラスである。これに水を注ぐと、あふれるほどの勢いで水が逆流する。


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上の写真2-5の写真は鞴(ふいご)でとっての部分を両手でグッと押すと先端から空気が勢いよく噴出する。先端の穴を閉じれば、空気は逆流する。これはポンプの作用と同じで、形自体がポンプ機能を持っている。

「これを形状特性ポンプ」という。

心臓の場合、内臓では唯一横紋筋である心筋がギユッと収縮し、この形状特性を利用して大動脈へ血液を送り出すのである。

形状特性ポンプを最も効率よく機能するのは、尖部の方向へ慣性力が働くときで、逆方向へ慣性力が作用すると、ポンプが機能不全になってしまう。
これは重大な意味をもってくる。

四足獣では尖部は尾側、つまり進行方向と逆の方向を向いているので、前へ進むことで心尖部方向への慣性力がかかり、ポンプ機能が助長する。直立二足歩行の人間では、心尖部は左に向いている為、右側にすすむとき、あるいは右まわりに回るときに心尖部方向へ慣性力がかかり、ポンプ機能を助長する。

しかし・・・逆の場合は心臓のポンプ機能に重大な支障をきたす可能性があります。一回の拍動で送り出す血液量が減る。これをカバーする為、通常より拍動を大きくしたり回数を増やさなければなくなる。さらに、心室内では乱流が発生し、キャビテーション(泡)を引き起こすこともあり、拍動のペースが乱れて不整脈の原因になったり、場合によっては突然死にもつながることもあるというわけです。

日常生活の中ではほとんど意識しないで、左右回りの動きをしてると思いますが少し意識するとすれば左回り優位の動きを優位にならないように心がけていれば問題がないですが、

お年寄りや、心臓の弱い人、普通の人でも身体が衰弱してるときには注意した方がいいということにつながってくるわけです。

心臓の形、心尖部の傾き、我々の身体を回転させる動き、なるほどと同時に、面白いですよね。

人間の進化の発生学を考えれば、地球の自転、公転の回ってる方向にもかなり影響を受けてるいるんだと思います。
心臓の心尖部が、50度左に傾いているのもその影響なんでしょうね?


前回のブログと重複しますが、身体を右に回転しにくいケースが多いのも、左に回転させてる人がいかに多い結果なのかもです。






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