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ストレスについて⑪ [心の問題]

10月に入りましたね、9月もアッという間に過ぎたように思います。

セロトニンの件に関しては、まだわからないことがあるので、またわかればアップしていきたいと思います。

いずれにせよ、リラックスしすぎも問題ありということですね、簡単にいえば無気力、やる気のない状態でヒーリングミュージックをきいたりすると、更にやる気のない状態になる可能性があるということです。

これは私の臨床でも感じることがあって注意してることです。

どんな状態でもヒーリングミュージックがいいというわではないのです、またリラックスもほどほどにということです。さて今回は今まで紹介してきたストレスの状態に、どのように対処していけばいいか、本からの紹介です。

ストレスに対処する大きな鍵が前回紹介しました快楽物質であるβーエンドルフィンなどの分泌物です、

施術方法には様々な方法があります、当院のカイロプラクティック、病院では薬物、心理、体操療法など様々なものがあります。これらの療法で一番効果がある方法はどれか?というのは樋田先生独自の方法で気化放出を見る検査で判断できるというのですが、これは樋田先生独特の方法で、医療機関でも行ってない方法だと思われますので、この部分は横に置いておきます。

以前にも書きましたが、身体の調子の悪い人は内分泌系の機能が低下し、脳下垂体ホルモン、副腎皮質ホルモン、すい臓のインシュリン、甲状腺ホルモン、唾液腺ホルモンの分泌が悪くなっていることが多く、これがO-リング検査を応用することにより、施術により内分泌系の機能が向上し、各ホルモンの分泌が活性化することがO-リングで確認することにより最適な治療方法が選択できるということです。


これらをふまえて、樋田先生治療した後に、しばしば検出されるのがβーエンドルフィンだったそうです。

βーエンドルフィンは知ってる人も多いと思いますが、脳内麻薬物質ともいわれ、また快楽物質ともいわれていて、大脳生理学の分野では「人間の心の根源の物質」ではないかともいわれています。

たとえば鍼灸のもっとも効果である鎮痛効果はβーエンドルフィンの効果であるという有力な説もあるそうです。

またジョギングをある時間続けた後に生ずるといわれるランナーズ・ハイと一種の陶酔状態や催眠術、無痛分娩、プラシーボといわれる偽薬の成功も、快楽物質の分泌に依存していることは間違いないとされています。

これもまた樋田先生がO-リングを応用した方法で確認もできるらしいです。

さらに興味深いことには、この快楽物質βーエンドルフィンの反応は人体に効果的な治療を行った結果として認められるだけでなく、一般的な健康法の効果にも共通して認められるのです。

なのでβーエンドルフィンが分泌されるかどうかかが、治療の効果を測る重要な物差しということです。

「快楽物質が分泌されるとき」

さてβーエンドルフィンは様々な手技療法以外でどんなときに放出するのでしょうか?
樋田先生はO-リングを使ってテストした結果

鍼灸治療、適した薬を服用した後、坐禅、瞑想、催眠療法などでβーエンドルフィンの反応が確かめられたとこと、さらに三歳以下の乳幼児、妊産婦、ヨガや太極拳の修練中、またランナーズハイといわれるような単調な運動中や激しい運動中とその直後にもβーエンドルフィンの反応が確かめられました。

これらは仏教でいう三味(さんまい)(仏教における禅定、ヒンドゥー教における瞑想において、精神集中が深まりきった状態のこと。)の境地に通ずるような没頭状態のとき、一心不乱になっているときに快楽物質が放出されることを意味しています。

このことから考えると読経、礼拝、書道、華道、武道、茶道などの作法中、また深呼吸の吐息時、心からの笑い、排便、排尿時やその直後、入浴時などにも、さらにいえば自然の中の野生動物(自然環境が汚染されてないとき)などからもβーエンドルフィンが放出されていると推測できます。

ただし・・・人間の生活を考えれば、そこには必ず”こころ”の面が、心理的な要因が大きく関わっていることに注目しておかなくてはなりません。

ここで空手部時代に強烈なβーエンドルフィン放出かどうかわかりませんが、自分の経験談を書くと

自分より体重の重い、人間を肩車して、空手の型の稽古(流派により様々な技を組み合わせた技を連続で繰り出していく)をしていたとき、肩車をした状態で腰を落とすというかなり過酷な稽古中、肩車してる人間を落としたら型をはじめからやりなおすという、ほぼシゴキに近い稽古で、15分以上肩車をしてなんとか歯を食いしばって耐えて人を下ろした途端、自分の身体じゃないくらい軽いのです。

これには吃驚しました、ただこの状態は短時間しか続かず、おそらくはエネルギーを使い切った状態で一時的にβーエンドルフィンが放出されて一時的に気持ちよかった結果なのかもです。

また昔、400ccのバイクに乗っていたのですが、ツーリングに行くとなぜか気持ちいいことが多く、なんでだろうと思っていたのですが。バイクはヘルメットかぶっているので車のように横の人と話してというわけにはいきません。
マスツーリングでも基本一人です、また二輪の為、常にバランスをとっていなければいけませんし、路面の状態がかなり気になります、バイクに乗ると嫌でも集中しないといけない環境に自分をおかないといけないのです、そういう時はいらぬことを考えないで集中できる時間だったんだと思っています。

                                       続きます。
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コメント 2

リュカ

美術館や博物館、お寺などで仏像や、あるいは惹かれる絵画と対面しているときはβーエンドルフィンが放出されてますかね?^^
周りの雑音なんかもまるで気にならないです。
by リュカ (2013-10-03 20:34) 

T-CHIRO

リュカさん
おそらく大放出されてますね(笑)そんな時も当然喉も気にならないと思いますし、人生の中でアドレナリンがたまに放出されるのは仕方ないのでできればβーエンドルフィンが放出するような場や趣味が一番の癒しなんだと思います。
by T-CHIRO (2013-10-04 18:05) 

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