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突発性難聴③ [症例]

母親は即入院となったわけですが、

一週間入院予定で、前回書きましたが薬物療法が中心で結局5日入院したようです。
きいた話ではおそらく、ステロイド薬の中心の療法だったようです。
突発性難聴の治療のポイントは早期治療が一番重要のようです。

なんかおかしい、様子みてみるでなく、即耳鼻科に行くべきです。

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「聴力回復左右する条件」

△突発性難聴の場合、同じ治療を行っても治療効果は、患者さんによってかなり異なります。聴力回復には発症から一週間以内に治療をはじめるのが基本です。

←ここでうちの母親は一週間以内に耳鼻科は受診したのですが・・・・様子見るということで治療は遅れました。

△聴力の程度が60db以下だと回復は期待できます。60dbというのは普通の会話が聴こえなくなる程度の聴力レベルです。←母親は日常生活に支障をきたすほどの聴力低下なかったようです。

△低い音域だけが聞こえないレベルの方が、すべての音域だけが聞こえないタイプよりも、治療効果が上がります。←母親は低い音が聞こえにくかったようです。

△めまいの有無 発症したとき、めまいがなかった方が治りやすいとされています。
←母親はめまいはありませんでした。

△年齢 個人差はありますが、一般に若い人ほど治療による効果は期待できます。

△治療反応の程度 当たり前ですが、治療効果が早く現れてくる人ほど聴力の回復が見込めます。
治療開始から一週間以内に回復の兆しが現れるかどうかが、その後の経過を左右することになります。


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残念ながら母親のケースでは、入院5日で耳鳴りの改善、聴力の低下の改善はあまりみられませんでした。

△注意すること

発症後二週間が治すチャンス!!!何度も書いてますが気がついたらすぐ受診する!!


まれにですが、突発性難聴の中には特に治療しなくても、自然に治ってしまうことがあります。
しかしそれを予見することは不可能ということ、聴力回復には耳鼻咽喉科の専門医の治療を受けるのは必須です。

また難聴が発生してから治療開始が早ければ早いほど、治療効果が高まります!
難聴が発生してから一週間以内に治療を受けることと、治療開始から一週間以内に治療効果が表れてくることが回復が期待できる条件になってきます。

発症してからの2週間が突発性難聴を治すチャンスということが大きなポイントです。

突発性難聴の原因は前述のようによくわかっていません

ただいえることは、過労状態のときに発症しやすいのは確かのようなのと、我々の臨床の話からだとやはり「ストレス」絡みがひじょうに多いようです。

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その後、母親の難聴ですが

退院後、当院で集中的にカイロプラクティックの施術をした結果、聴力の低下は(特に低音域)耳鳴りも山あり谷ありですが、今月に入ってから低音域の聴力も回復してきてるのと、耳鳴りの方も日によってはあまり聞こえなくなくなってきてるようです。現在は1週間に一度程の施術をしています。
結局ここまで3ヶ月経過していて、現在投薬も受けていませんし、耳鼻科では聴力に関しては症状固定だといわれてるそうです。

カイロプラクティックの施術は突発性難聴の原因といわれている「ウイルス感染説」「内耳の血液循環説」のうち「内耳の血液循環説」には効果があると感じています。

当院の臨床でも耳鳴りの症状や耳鳴りの原因が耳鼻科で肩首のコリ?かもと来院されるケースがあります。ただ発症して時間が経過してるケースが多く即改善というわけにはいきませんが、カイロププラクティックが有効だと思われます。

いずれにせよ、突然片方の耳が聴こえにくく、耳鳴りの症状が出現したら様子をみるなど悠長なことを考えず即、耳鼻科受診してください。

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コメント 2

リュカ

本当に、過労やストレスは万病のもとだなあと
改めて思いますよね^^;
by リュカ (2015-02-12 10:44) 

T-CHIRO

リュカさん
特に耳関係は、ストレスが原因かもと感じること多いです。
まあなんでも程々ですね(笑)

by T-CHIRO (2015-02-13 09:39) 

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